@article{oai:hcu.repo.nii.ac.jp:00000110, author = {近藤, 毅 and KONDO, Takeshi}, issue = {1}, journal = {広島都市学園大学子ども教育学部紀要, Bulletin of Hiroshima Cosmopolitan University Faculty of Childhood Education}, month = {Sep}, note = {application/pdf, 現行の学習指導要領(文部科学省,2018a)のもとでは,小学校第2学年の「測定」領域で長さという量について学習する。そこでは,児童は日常語の「高さ」の認識で学習を進めるが,第5学年で初めて数学用語としての「高さ」の捉え直しをしなければならなくなる。しかも,その際の「高さ」の定義は平行四辺形,三角形,台形と図形ごとに異なったまま,それぞれの面積公式に位置づいていく。そのため,児童の図形の計量における高さの認識は誤認識も含めて多岐にわたることになり,求積における誤答要因となっている。たとえば,高さが図形の外部にある鈍角三角形の求積において,高さを底辺以外の辺の長さとする場合などである。こうした求積の誤答要因となる高さの認識については高垣(2001a)や(2017)らによっても指摘されているところである。しかしながら,その実態の十分な改善には至っていないのが現状である。そこで,本研究では,江戸時代初期(1627年)に出版され,類書も含めると明治期まで刊行された和算書「塵劫記」を取り上げ,その時代の高さの概念を探る。さらに,その「高さ」と算数科教科書の「高さ」との比較考察の結果と児童の高さの認識実態を踏まえた高さの概念形成に資する指導方法として「高さ比べ」を取り入れた学習指導を提案する。}, pages = {13--25}, title = {図形の高さの概念形成における「高さ比べ」の意義:「塵劫記」及び算数科教科書の「高さ」の比較考察から}, volume = {8}, year = {2021}, yomi = {コンドウ, タケシ} }